Art challenge 3日めです。
5日間、自分の作品を3作品づつアップし、1日に1人づつ他のアーティストを紹介する
というアメリカ発FBでの遊び。
The 5 day art challenge Day 3
- I want to invite you to the 5 day art challenge 3 images a day for 5 days and
nominate one other artist each day -
今回は2012年の作品から。
1.月と水銀
2.還元する時
3.花明りの小道
※1.2は個人蔵
この年は、岐阜県の山奥、白鳥町石徹白(いとしろ)という、秘境の里に展示のご縁ので
きた年でした。
縄文時代から人が住み続ける、白山信仰の根付く土地です。
ここへ行くとたいてい頭痛に見舞われ、標高も高いけどエネルギーも高い土地なんだ
なと実感します。
凛とした清々しい空気の漂う、巨石巨木の磐座が素晴らしい中居(ちゅうきょ)神社が大
好きです。
この地へ訪れて、浮かんで来た言葉たち。それがこの年のコンセプトになりました。
いつかひとつだったもの
火を灯す 風が吹く 水が流れる
ほんとうに小さな
いつかさえぎるだろうものは
水の中から 足を持って生まれてくる
足があるのは 知恵があること
空のどこかに 羽を持っている
それは知識 やがて失うもの
地をなし 空をなし 海をなし
人をなし 生み生まれ
やがて
許されたものの中で 生きる私たち
今見えているものは 全てではない
見えているとも 見えていないとも
だから よく 見ようとする
だんだん明るくなる
だんだん明白になる
白くあばかれる 白くさらされる
そうして 世界はあきらかになる
やがて 思いつくこと
はなはだしく 強大で
だからおそれる
おそれるから逃げる
逃れた地で いのる
どうかたたりませんように
どうかめぐまれますように
ただ この土地を 祝う
世界はひとつをうつす
ひとつは世界をうつす
火をともす ひと
霊がとどまる ひと
ひとつの ひとしい ひと
ひたすらに ひとつの 事を
生きると いうことを 営む
ひかりのした 目をひらいて
許される方へ 手をひかれて
いつかひとつだったものへと
まだコメントはありません。